お金の不安
「新NISAを始めた方がいい」
そう聞いたことはあっても、
- 何から始めればいいかわからない
- 投資で損するのが怖い
- NISAの仕組みがよくわからない
- そもそも毎月お金が残らない
このように感じている人は多いです。
特に20代後半〜30代前半の会社員は、将来のお金について不安を感じやすい時期です。
例えば、毎月の手取りが23万円あっても、
- 家賃:7万円
- 食費:4万円
- スマホ代:1万円
- 交際費:3万円
- サブスク・買い物:数万円
このように支出が重なると、月末に残るお金は1〜2万円ほどになることもあります。
「このままで将来大丈夫かな」
そう感じたときに、最初に知っておきたい制度が 新NISA です。
NISAとは
NISAを一言でいうと、
投資で得た利益に税金がかからない制度
です。
通常、株や投資信託で利益が出ると、その利益に対して約20%の税金がかかります。
しかし、NISA口座で投資をすると、その利益が非課税になります。
つまり、
利益をそのまま受け取れる
ということです。
ここがNISAの一番大きなメリットです。
税金の違い
具体例で見てみます。
100万円を投資したとします。
その後、20%値上がりして、120万円になったとします。
この場合、利益は20万円です。
通常の投資では、この20万円の利益に対して約20%の税金がかかります。
つまり、
- 投資額:100万円
- 値上がり後:120万円
- 利益:20万円
- 税金:約4万円
- 手元に残るお金:116万円
となります。
一方で、NISA口座で投資していた場合は、利益に税金がかかりません。
そのため、
- 投資額:100万円
- 値上がり後:120万円
- 税金:0円
- 手元に残るお金:120万円
となります。
この時点で、通常の投資よりも 約4万円お得 です。
金額が大きい場合
投資金額が大きくなると、NISAのメリットはさらにわかりやすくなります。
例えば、500万円を投資して20%増えた場合です。
500万円を投資した場合
NISAなら、
- 投資額:500万円
- 値上がり後:600万円
- 税金:0円
- 手元に残るお金:600万円
通常の投資なら、
- 投資額:500万円
- 値上がり後:600万円
- 利益:100万円
- 税金:約20万円
- 手元に残るお金:約580万円
この場合、NISAの方が 約20万円お得 です。
次に、1000万円を投資して20%増えた場合です。
1000万円を投資した場合
NISAなら、
- 投資額:1000万円
- 値上がり後:1200万円
- 税金:0円
- 手元に残るお金:1200万円
通常の投資なら、
- 投資額:1000万円
- 値上がり後:1200万円
- 利益:200万円
- 税金:約40万円
- 手元に残るお金:約1160万円
この場合、NISAの方が 約40万円お得 です。
同じ投資をして、同じ利益が出ているのに、使う口座が違うだけで手元に残る金額が変わります。
だからこそ、投資を始めるなら新NISAを知っておくことが大切です。
新NISAの強み
新NISAの大きな強みは、非課税期間が無期限になったことです。
旧NISAでは、非課税で運用できる期間に期限がありました。
例えば、
- 一般NISA:非課税期間は5年
- つみたてNISA:非課税期間は20年
という形でした。
しかし、新NISAでは非課税期間が 無期限 です。
つまり、NISA口座内で保有している投資商品については、長く持ち続けても利益に税金がかかりません。
これは、長期投資をする人にとって非常に大きなメリットです。
投資は、短期間で大きく増やすよりも、長い時間をかけてコツコツ育てる考え方が大切です。
そのため、新NISAは会社員の資産形成と相性が良い制度です。
2つの枠
新NISAには、2つの投資枠があります。
それが、
- つみたて投資枠
- 成長投資枠
です。
初心者がまず見るべきなのは、つみたて投資枠 です。
つみたて投資枠は、毎月コツコツ投資するための枠です。
年間120万円まで使うことができます。
月にすると、最大で月10万円まで積み立てられる計算です。
ただし、最初から月10万円を投資する必要はありません。
初心者であれば、
- 月5,000円
- 月1万円
- 月3万円
このくらいからでも十分です。
大切なのは、金額の大きさではありません。
無理なく続けられること
これが一番大切です。
最初の金額
最初は月1万円からで十分です。
月1万円でも、続けると大きな金額になります。
例えば、
- 1年続ける:12万円
- 5年続ける:60万円
- 10年続ける:120万円
- 20年続ける:240万円
になります。
ここに運用益が加わる可能性があります。
もちろん、投資なので必ず増えるわけではありません。
元本割れする可能性もあります。
しかし、何もしなければ、基本的にお金はそのままです。
銀行預金だけでは大きく増えにくい時代だからこそ、少額から投資を学ぶことには意味があります。
最初から大きな金額を入れる必要はありません。
まずは月1万円で、
「投資に慣れる」
ことを目標にしましょう。
最初の準備
新NISAを始める前に、まずやるべきことがあります。
それは、家計の確認です。
いきなり証券口座を作る前に、まずは自分のお金の流れを見える化しましょう。
スマホのメモに、以下を書き出してみてください。
- 毎月の手取り
- 家賃
- 食費
- スマホ代
- 保険料
- サブスク代
- 交際費
- クレジットカードの支払い
- 毎月残るお金
例えば、手取り23万円で支出が22万円なら、投資に回せるお金はかなり少ないです。
その状態で無理に投資をすると、生活が苦しくなります。
まずは、
- 不要なサブスクを解約する
- スマホ代を見直す
- コンビニ支出を減らす
- 外食を週1回減らす
このような小さな見直しから始めましょう。
月1万円を作ることができれば、新NISAを始める準備はかなり進みます。
注意点
新NISAはとても便利な制度ですが、注意点もあります。
特に大切なのは、
NISAを使えば必ず儲かるわけではない
ということです。
NISAは、あくまで税金が優遇される制度です。
投資そのもののリスクがなくなるわけではありません。
例えば、投資信託や株式は日々値動きします。
買ったあとに価格が下がることもあります。
そのため、初心者は次の3つを意識することが大切です。
- 短期間で儲けようとしない
- 生活費まで投資に回さない
- 値下がりしても慌てて売らない
特に、生活費を削ってまで投資するのはおすすめできません。
まずは生活防衛資金を用意しましょう。
目安としては、生活費の3か月分です。
毎月20万円で生活している人なら、60万円ほどを現金で持っておくと安心です。
向いている人
新NISAは、次のような人に向いています。
- 将来のお金に不安がある人
- 投資を始めたいけれど何から始めればいいかわからない人
- 毎月少額から資産形成をしたい人
- 銀行預金だけでは不安な人
- 20代、30代の会社員
- 老後資金を少しずつ準備したい人
反対に、短期間で一気にお金を増やしたい人にはあまり向いていません。
新NISAは、ギャンブルのように短期間で大きく儲けるための制度ではありません。
どちらかというと、
毎月コツコツ続けて、将来のお金の不安を減らす制度
です。
だからこそ、会社員との相性が良いです。
毎月の給料から一定額を積み立てることで、自動的に資産形成を進められます。
今日の行動
まず今日やることは、投資商品を選ぶことではありません。
最初にやるべきことは、家計の確認です。
今日やることは、この3つです。
1つ目
スマホのメモに、毎月の手取りを書きます。
2つ目
家賃、食費、通信費、サブスク、交際費を書き出します。
3つ目
来月から月1万円を残せるか確認します。
もし月1万円が難しければ、最初は月5,000円でも大丈夫です。
大切なのは、完璧に始めることではありません。
まず一歩を踏み出すことです。
新NISAは、早く始めるほど長く運用できます。
そして長く続けるほど、非課税のメリットを活かしやすくなります。
まとめ
新NISAは、初心者の会社員が資産形成を始めるうえで、非常に使いやすい制度です。
理由はシンプルです。
- 投資の利益に税金がかからない
- 非課税期間が無期限
- 月1万円からでも始められる
- 長期投資と相性が良い
- 会社員でも続けやすい
通常の投資では、利益に対して約20%の税金がかかります。
しかし、NISA口座ならその税金がかかりません。
同じ利益が出ても、手元に残るお金が変わります。
だからこそ、投資を始めるなら新NISAを理解しておくことが大切です。
まずは今日、家計を見直してください。
そして、来月から月1万円を将来の自分のために残すことを目標にしましょう。
それが、お金の不安を減らす最初の一歩です。